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IO本体では1994年2月期から2003年2月期の計画を含めると、この間9年間の合計出店数は、188店となる。
しかしIOは出店と並行して店舗の閉鎖も継続的に行なっている。
この間の閉店数は87店にこのような出店と閉店の関係は子会社も同様で、この間の子会社の合計出店数が159店であるのに対して、閉店はIOと同数の87店となっている。
この結果、IOと子会社の合計出店数347店に対して、閉店数は半分の174店にもなる。
この数字を見てわかる通り、IOは出店と並行して、不採算店や、物理的に売場拡大が困難で競争力に問題がある店や、店舗周辺の環境が変わってしまった店など様々な理由で閉店したほうが長期的には好ましいと考えられる店を、同業他社に比べれば大胆に、しかも毎期コンスタントに閉店しているのだ。
単純な規模拡大ではなく、既存店のスクラップと出店、つまりスクラップアンドビルド(閉店と開店を併行して行なうこと)を恒常的に行なっているということを知っておく必要がある。
出店数の半分に相当する既存店が閉店されているということを認識しておきたい。
このようにダイナミックにスクラップアンドビルドを進めている総合量販店はIOだけだ。
この大胆なスクラップアンドビルドの結果は、全体の店舗年齢を引き下げている。
つまり競争力があり店舗寿命の長い新店の構成比を押し上げている。
店舗年齢が5年未満の店が1998年2月期は全体の約43%だったが、2002年2月期では62%に上昇している。
利益が出ている限り、店舗は営業したほうがいいという考えもあるが、店舗立地の環境は10年で大きく変わるというのが経験則となっており、利益を摘み取ってしまうとしても、店舗のスクラップアンドビルドは早目のほうが競争力の強化、維持には必要だろう。
目前の利益に安心して店舗のスクラップドアンドビルドを怠ったことが、Dが厳しい状態に追い込まれた大きな要因であることは明らかだ。
このようにして見れば、IOの出店戦略は、2010年ビジョンに基づいたJSC、MAXBそしてMMの3つの業態に集中した出店であり、しかもIO本体とスーパーマーケット会社の間で、出店業態の分担が明確になっていることがわかる。
そして一見、出店数が同業他社より多いことから膨張的拡大に見える積極的な出店は、実は半数が既存店のスクラップアンドビルドであることがわかる。
継続的なスクラップアンドビルドは、利益拡大にはマイナス的側面もあるが、結果としては競争力の強化につながっていることから、むしろ評価すべきだろう。
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